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【資格】20時間でビジネス実務法務検定2級に受かった勉強法と参考書【IBT】

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はじめに

ビジネス実務法務検定という資格をご存知でしょうか。

東京商工会議所が主催する公的資格であり、ビジネスに関わる法律を広く知ることのできる資格です。

2級は民法・会社法が試験範囲の中心ですが、経済法・労働法・国際私法等も試験範囲に入っており、企業法務の知識を広範に渡って身に着けることができます。

同じような資格に法学検定がありますが、知名度としてはビジネス実務法務検定の方が高く、ビジネスマンとして法律を学ぶのならばビジネス実務法検定に軍配が上がります。
(将来的に司法試験の受験を考えている学生がモチベーション維持のために受けるのならば法学検定の方がいいかもしれませんね。)

筆者はそんなビジネス実務法務検定の2級に20時間の学習で合格したため(3級未受験です)、その勉強法と使用した参考書を記しておきます。
筆者の受験回は初のIBT形式での実施回であったため、「IBT試験ってどんな感じ?どこが変わったの?」といった疑問にも答えていきます。

目次

  • ビジネス実務法検定2級概要
  • 筆者受験時スペック
  • 使用した参考書と学習スケジュール
  • ビジネス実務法務検定2級を取って何が変わったか



ビジネス実務法務検定2級概要

試験概要

  • 名称……ビジネス実務法務検定2級(1級・2級・3級があります)
  • 主催……東京商工会議所
  • 試験範囲……企業取引の法務・債権の管理と回収・企業財産の管理・活用と法務・企業活動に関する法規則・株式会社の組織と運営・企業と従業員の関係・紛争の解決方法・国際法務
  • 試験時間・形式……90分・全40問(選択式)・IBT形式(私物のPCを用いた自宅受験)
  • 目安勉強時間……60~100時間

ビジネス実務法務検定は東京商工会議所が主催する公的資格です。
目安勉強時間は60~100時間とされており、法律初学者の場合概ね80時間の勉強が必要であるとされています。

試験範囲は広範に渡り、民法・会社法の他、経済法・労働法・知的財産法・国際私法・個人情報保護法等の知識が求められます。
実際にテキストを開くと法律名だけでも何十個と面喰いますが、民法・会社法以外は基本的な事項のみで範囲も狭いため、思ったよりは取り組みやすいです。
また、法律と聞くと小難しい印象を受けますが、基本的には我々一般市民の常識からかけ離れたような法律は無いため、結構勘で当たることもあります。

出題の5~6割を占める民法・会社法でいかに得点できるかが合否を分けるでしょう。

試験はIBT形式(=自宅受験)の場合好きな時間帯を選ぶことができ、最も早くて10時台、最も遅くて16時台の試験を選ぶことができます。
*試験管が人力で本人確認を行うため、完全に自由な時間に受験できるわけではないのが残念なところです。
7割以上の得点で合格です。
全40問なので単純計算すると28問以上の正解で合格ですね。(実際には2点問題と3点問題があるようです)

IBT試験導入にあたって

IBT試験に変わっての一番の不安が、「一度解いた問題に戻ることができるのか?」でしたが、この点に関しては「一覧」機能があるので問題なしでした。
試験中下部に表示される「一覧」をクリックすると問1~問40まで項目が現れ、クリックした問題に飛ぶことができます。
一度解いた問題に戻ったり、後ろから解いたりと紙の試験と同じように受験することができます。
むしろマークシートを塗ったり消したりせず、クリック一つで選択肢を選ぶことができたのは楽でしたね。

ちなみにIBT試験でも本人確認は試験管の目視によって行われます。
試験開始時刻の30分前から入室でき、画面の共有設定を行い試験管が回ってくるのを待機します。

ちなみに私の場合、試験開始前の20分前から画面前で待機していましたが、まさかの試験監督が試験開始時刻に現れないというアクシデントが発生しました。
チャット欄から連絡した5分後くらいに無事本人確認は済みましたが、まだまだ試験運営の方法は粗削りなところがありましたね。
(本人確認が遅れても試験時間は90分間なのでそこはご安心を)

筆者受験時スペック

  • 学歴……地方旧帝大法学部卒 日系大手企業営業部
  • 法律のバックグラウンド……法学部での学習経験あり。ただし政治系を中心に履修して卒業したため深くは学んでいない。仕事も非法務
  • 類似資格……なし
  • 受験歴……初受験合格(2021年6月試験・第49回)

一応法学部を卒業しているものの、社会人になってからは法律を意識して使うような生活とは無縁でした。
当然資格試験に耐え得るような知識は無く、法律独特の小難しい用語に多少慣れている程度のアドバンテージです。

試験のちょうど1ヶ月前くらいから毎日0~1時間の勉強を行い(つまり勉強していない日もあるということです)、合計20時間程度での合格を果たしました。

使用した参考書と学習スケジュール

使用した参考書

・ビジネス実務法務検定試験Ⓡ2級公式テキスト〈2021年度版〉

・ごうかく問題集

・Androidアプリ「ビジネス実務法務検定2級」

テキスト+問題集というオーソドックスな構成で挑みました。
ビジネス実務法務検定のおすすめ参考書を検索すると公式テキストを勧めているサイトが多いのですが、分量の多い公式テキストは短期合格には向きません。

私も最初は公式テキストを通読→公式問題集を解くという方法でいくつもりでした。
しかし、4時間ほどかけて公式テキストの一章を読み終わった時に「これ間に合わなくない?」と途方に暮れて勉強法を見直すことに決めました。

試験まで一ヶ月、勉強時間も確保できないという状態だったため、先に問題集から取り組み、わからないところを公式テキストやネットで調べていくという方法に切り替えます。

公式テキストは網羅性が高いですが(というか出題は全て公式テキストからと明言されています)、予備校テキストのようにどの分野が重要かは書かれていないため、資格試験という場においては非常に使いにくいです。
テキスト選びでの失敗を活かし、問題集は公式のものではなく早稲田経営出版の『ごうかく! ビジネス実務法務検定試験(R)2級 攻略問題集 2021年度』にしました。

分野ごとにA~Cと重要度がランク分けされており、○×形式で合格に必要な知識を身に着けていくことができる良書です。
値段も若干公式問題集より安く、問題掲載量もちょうどよいため独学短期合格に向いた問題集と言えるでしょう。

学習スケジュール

試験まで一ヶ月しかないため、いかに効率よく重要な分野の知識を身に着けることができるかに重点を置きました。

  • 0~4時間……公式テキストの第一章を通読(結局公式テキストの通読は諦めたため不要な時間でした)
  • 4~12時間……ごうかく!問題集を頭から解いていきます。STEP3の本番形式は一周目では飛ばします
  • 12~17時間……ごうかく!問題集の2周目です。重要な分野以外はSTEP1の○×形式は解かずSTEP3の本番形式のみ解きます
  • 17~20時間……Androidアプリ「ビジネス実務法務検定2級*」で全分野ランダムの本番形式での演習

*現在はPlay storeに見当たりません。良いアプリでしたが公開終了している可能性があります。

スケジュールとしてはこんな感じです。
アウトプットに主眼を置き限られた時間で出題分野を網羅できるようにしています。
勉強時間としては合計20時間くらいです。
60~100時間は必要と言われているので短く済んだのではないでしょうか。

本番は、

  • ア~エから正しいものを一つ選ぶ(四択)
  • ア~エから正しくないものを一つ選ぶ(四択)
  • ア~エから正しい組み合わせ(アイ、アウ、イエ、イオ、ウオみたいな感じです)を一つ選ぶ(五択)
  • ア~エの○×の組み合わせ(ア○、イ○、ウ×、エ×みたいな感じです)を一つ選ぶ(五択)
  • のパターンから出題されますが、結局のところ求められるのは「その肢の内容が正しいか正しくないかを判別できる能力」です。

    ひねった問題はなく、平易な問題ばかりですので、ひたすら肢別問題を回すだけの勉強法で対応することができます。



    ビジネス実務法務検定2級を取って何が変わったか

    結論から言うと今のところ特に何も大きくは変わっていないです。

    一応以下のような効果があったため、簡単に解説します。

    • 会社から資格奨励金を貰えた
    • 業務上の内部ルールの根拠がわかった
    • 勉強して成果を出す成功体験を積めた
    • 法律の基礎を学びなおせた

    会社から資格奨励金を貰えた

    これは文字通りです。弊社ではビジネス実務法務検定2級に合格すると受験料+牛丼25杯くらいの一時金を貰えます。
    テキストと問題集が高いため収支はほぼプラスマイナス0ですが、タダで資格を一つ手に入れたということで良しとします。

    業務上の内部ルールの根拠が分かった

    会社の営業マニュアルで「なんでこんなルールがあるんだろう?」と思っていたところが、実は特定商取引法を意識したものだったみたいなことがありました。
    自分の業務の質を大きく向上させる効果はありませんでしたが、多少は法的素養を身に着けることができたのではないかなと思います。

    勉強して成果を出す成功体験を積めた

    社会人2年目という環境の中、業務以外で勉強時間を設け、それを資格という形で還元することに成功した経験を積めたのは心理的に良い効果があったように思えます。
    流石に「次は司法試験予備試験だ!」とはなりませんが、もう少し難易度の高い資格にもチャレンジしてみようかなという気持ちになれました。

    法律の基礎を学びなおせた

    ビジネス実務法務検定2級レベルでは正直法務のほの字もできないとは思いますが、大学時代に学んだ法律に改めて触れる機会を持てたのは良かったと思います。
    将来的にバックオフィス系に異動できたらいいですね……。

    まとめ

    ビジネス実務法務検定2級の合格体験記、いかがでしたでしょうか。
    一般的に60時間~100時間の勉強時間が必要と言われているこの資格ですが、アウトプットに主眼を置き、配点の高い分野にリソースを割くことで短期間での合格が可能です。
    ビジ法2級を取ったところで転職価値が上がったり、独占業務ができたりとかはありませんが、法律の基礎を満遍なく学習できる資格としておすすめです。



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